アイビズムとして
これからを考えた時に
このままではいけない。
僕はそう思いました。
インターネットで物が買うことがあたりまえになり
情報も全てネットで揃い
ある種、それなりに高い質で
世の中が均一化されつつある現代。
その中で
リアルな店舗としてどう生きていくか?
出来るかどうかは別として
一つは
その場所でしか味わえない、体感できない空間であること。
そしてもう一つは
来てもらう動機(入口)を増やす事でした。
そう考えたきっかけは
今年の1月に京都に行った時の事。
とりあえず新しく動き始めるにあたって
いろんなお店に行ってみようと思い
ひたすらセレクトショップをみて歩いたのですが
初めていくお店って
やっぱり心に警戒の壁を作ってしまってて
結局お店に入っても
さ〜っと見てすぐ出てきちゃうんですよね。
だからどんなに素敵なお店でも
魅力の半分も自分の中に入ってこない。
その中で途中、歩き疲れもあって
いくつかのCAFEに立ち寄ったんですが
ものすごく居心地がよくて
むしろこっちのお店の方が
いろいろ興味が湧いてきて
無駄にお店の中を散策してみたり。笑
そこでふと
ここにヒントがある。
そう思いました。
CAFEのような居心地のよさを感じれる
ふらっと立ち寄りたくなる
そんなお店を創れない物かと。
よくある一つの建物に
ショップとCAFEが仕切られて共存している形態ではなく
完全に一つの空間でショップとCAFEと自分達スタッフが融合しているカタチを
創れないものかと。
なんなら自分が不定期でオーガナイズしている
ライブなんかも自分のお店でやれたらおもしろそうだし
プライベートで自分が体感してきた素敵だと感じたいろんな要素を
洋服の提案や見せ方に取り入れてみたり
などなど
無意識に自分の中に残っていた
面白いものを
一つにまとめたそんな空間。
簡単な事じゃないし
賛否両論いろんな意見が飛び交うことは
容易に想像がついたので
だいぶ悩みました。
でもある種
開き直りも出てきて
そもそも、万人にウケるお店なんて
この規模で出来るわけがないんだから
自分の感性を信じて
自分が心からこんなお店だったら
そこにわざわざ行く価値のあるお店だと思える
そんなお店を創ろう。
自分の感性に共感してもらえる人はきっと来てくれるだろうし
そうじゃない人は来ないだけ。
なんだかそう思うようになっていきました。
だからこそ、正直これで売上が伸びる〜
とかなんて甘い考えはまったくございません。
ただきっと
洋服しかなかった時よりも
ふらっと遊びにはきやすくなるんじゃないのかなっては思ってます。
もちろん僕達も生活があるから
売上がなかったら困るんだけど
やっぱりお店というのは
遊びにきてもらってなんぼ。
そこから生まれていくものってやっぱりあると思うし
それらは本来持っていた
セレクトショップの意義のような気がしています。
人が集い、そこで関係が生まれ
いろんな情報が飛び交う
そんな場所。
今後ネット販売も考えないわけではないけれど
まずは基礎でもある
この場所こそが輝かないと
自分はそもそもお店を続けていけない。
だって
そんな道を歩いていきたくってそもそも
自分でお店を始めたから。
とは言え
現実的に出来る事と出来ない事もあるわけで
完璧なCAFEというか飲食なんて
できっこないので
あくまで自分達らしい形態にはなりますが
新しい要素として
そんな空間をお店に作りました。
それもあって本当に模索の毎日で
むしろOPENは
スタートラインにたっただけで
そこからが創り上げていく
終わりの無い日々の始まり。
どうか温かい目で見てもらえたらなと思っております!笑
今はお店を最終で仕上げつつ
コーヒーを淹れる練習と
デザートの試作の日々!
とりあえずキチンと飲食としての営業許可もおりたので
一安心です。
OPENまでにどこまでクオリティーをあげれるか分からないけど
楽しみにしてて下さい〜!!
再スタートまで
残りあと6日。
これが最後の一週間
走りぬきます〜!!